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外貨の特徴

 こんにちは、今日は外貨の魅力についてまとめていきます。正直、金融機関では外貨建ての商品がとても多いです。個人年金保険などの保障性の保険は外貨ものばかりです。外貨は怖いと思っている人が多いと思いますが、その特性を知ってから判断してみてはいかがでしょうか?

 

1.外貨建て商品の特徴

2.外貨建てを金融機関が多く扱う理由

3.為替動向

 

1.外貨建て商品の特徴

 外貨建ての商品は3つの特徴が有ります。1つめが、為替リスクが発生することです。円高になると、損をし、円安になると利益が出ます。円高になると、世界的に資産を考えると、日本円の価値は上がるので、プラマイは0になります。海外からの輸入が安くできるようになるので、物価が下がる要因になります。反対に円安になると、輸出品が多く売れるようになります。日本は車のような海外への輸出が多いので、円安になると株は上がる要因になります。2つめが、金利が高いことです。日本の国債長期金利はほとんど0%ですが、アメリカは2%ほどありました。今年の3月からFRBが低金利政策を行い、0.25%と低くなりましたが、日本よりはほとんどの国が高くなっています。3つめは、様々なコストがかかることです。為替手数料が外貨では一番分かるコストだと思います。外貨では、様々なコストがかかるのが、あまり明確にされてないので知らないうちにかかっています。

 

2.外貨建てを金融機関が多く扱う理由

 これは、外貨建ての商品の特徴3つめのコストがかかるからです。外貨が絡むと、日本円から外貨へ両替します。その後、外貨から日本円に戻して返されます。このため、2回は両替が行われるため手数料がかかります。金融機関はこの手数料が収益になるので外貨建てを多く扱っています。もちろん、外貨で円安になって儲かる可能性がありますが、投資信託で海外に投資することができ、手数料が安いモノがあるので、そっちの方がいいと思います。長期的に扱うことができれば、外貨は金利が高いため、その点は魅力だと思います。

 

3.為替動向

 このように外貨は、為替リスク・高金利・手数料が高いという特徴があります。外貨建ての保険などは、全くおすすめしませんが、円高になったときは外貨を購入するのはありだと思います。外貨の動きをみて、どれくらいが円高・円安というの確認しましょう。

 米ドル/円

楽天証券より引用

 

10年間のドル円の為替レートを見ると、1番円高の時がギリシャショックや東日本大震災の2011年~2012年頃で76円代をつけています。それから2016年に円安で125円代をつけています。しかし、トランプ大統領になってからは110円前後で安定しています。100円になったら円高、120円になったら円安としか言えないような今はあまり外貨の魅力はうすいというのが、チャートを見た感想ですね。

 

以上のように外貨建ての特徴を見てきましたが、基本的にはコストがかかりおすすめできないですが、為替が大きく動いたときは要チェックかと思います。